InWara社がエグゼクティブサマリー月次報告書を公開
仮想通貨・ブロックチェーン市場調査会社Inwara社は、仮想通貨業界の8月の資金調達状況をまとめた。調達額の半分以上がベンチャーキャピタル(VC)の出資で、STO(セキュリティ・トークン・オファリング)は1%未満にとどまった。
ブロックチェーン・仮想通貨スタートアップが調達した資金は2億700万米ドルで、前月から26%減った。国別にみると米国が5420万ドルでトップ。韓国が3720万ドル、シンガポールが1950万ドルで続いた。
資金調達の方法は、1億700万ドルがVCからの調達。全体の52%を占めた。IEO(イニシャル・エクスチェンジ・オファリング)が8000万ドルで全体の38.35%。ICOは2000万ドルで9.64%。STOは60万ドルで0.28%だった。
IEO、ICO、STOなどトークンセールは69件行われ、米国と英国が各7件でトップ。シンガポール6件、ケイマン諸島5件と続いた。日本でのIEOは2件とされているが、金融庁登録済みの仮想通貨交換業者は8月にIEOを実施していないため、未登録業者のものと思われる。
調達額が多かった産業をみると、ブロックチェーン技術企業が6200万ドルで全体の30%を占めた。トレーディング・投資セクターが2700万ドル。仮想通貨ローンが3位で1800万ドルを調達した。
仮想通貨Watchより転用