9月9日の仮想通貨相場は、ビットコインが下落する一方でアルトコインが上昇している。ただ、アナリストの中からは、アルトコインは2017年のバブル水準からまだデトックスされていないという見方も出ている。

時価総額2位のイーサリアム(ETH)は2%超のプラス、リップル(XRP)は0.8%近くの上昇。ビットコインは0.7%近くの下落となっている。
ブロックチェーン分析のウィリー・ウー氏によると、アルトコインは現在正念場を迎えている。アルトコイン/ビットコイン(時価総額)は、6年半守られたてきたサポートを割るかどうかの瀬戸際にある。
The story of global alt markets in a series of charts…
— Willy Woo (@woonomic) September 8, 2019
Altcoin vs Bitcoin cap now two weeks into being tested on its 6.5 year support line. Weekly RSI is more oversold than its entire history (has been since July!) pic.twitter.com/OUW8mBaEV8
過去2週間、このサポート付近での攻防が続いている。アルトコイン/ビットコイン(時価総額)は、真ん中の茶色の折れ線グラフ。
ウー氏によると、もしこのサポートを割ると、アルトコインは次のサポートを見つけるまでビットコインに対して60%下落する可能性がある。
「アルトコインは、2017年のバブル期につけられた評価額からデトックス(浄化)されていない。一部では売られ過ぎたコインがあり、2020年に向けて長期にかけて今後数週間で反発するかもしれないが、(ビットコインに対して)この水準が守られるとは思えない」
ビットコインの時価総額に占める割合(ドミナンス)は6日に71%を超えたものの、現在は70%を下回っている。
COINTELEGRAPHより転用